「最高の結果を出すKPIマネジメント」の感想と要約
おすすめ度 ★★★☆☆

成長を助けるKPIマネイジメントはご存知ですか?
この記事では、「最高の結果を出すKPIマネジメント」の感想と要約です!
マスターして、仕事も私生活もどんどん改善しちゃいましょう!

記事の目次

KPIマネジメントを理解しよう!

まずは、ざっくり概要を理解しましょう!

  1. 重要な用語を把握しよう!
  2. 流れを理解しよう!
  3. KPIマネジメントの実践例!

重要な用語を把握しよう!

まずは以下の用語を理解しましょう!

KGI (Key Goal Indicator)とは、
最終的な目標数値(たとえば利益や売上)

CSF (Critical Success Factor)とは、
目標達成のために一番重要なプロセス

KPI (Key Performance Indicator)とは、
事業成功の「鍵」を数値目標で表したもの

流れを理解しよう!

KPIマネジメントの基本的な流れは、このようになります。

  1. 目標数値(KGI)の把握
  2. 現在との乖離を確認
  3. 関連するプロセスを識別
  4. 最も重要なプロセス(CSF)を選定
  5. KPIを選定し、目標値を決定
  6. 関係者に説明し、合意を取る
  7. 実績と目標値を比較し、継続的に改善

たとえば、ダイエットであれば、
1.僕の目標体重は63Kg。

2.現在の体重は67kgなので、4kgの乖離がある。

3.関連するプロセスは、食事と運動

4.運動は毎日ジムに行く習慣が確立されてるので、食事が大切で、過去の経験から、間食をせずにサラダだけ食べる食事を増やせば痩せられる気がしている。

5.3食のうちサラダを食べた回数ー間食した回数をKPIと設定し、一週間に10回以上を目指す!

6.社内掲示板や、SNSなどで僕が、基本的にサラダばかりの食事をすることを発信し、理解してもらう。

7.毎日実績を記録し、週に1度、KPI(サラダを食べた回数)の目標値と結果、KGI(体重)の目標値と結果の差異を確認し、改善すべき事項を検討する。

KPIマネジメントの実践例!

KPIマネジメントは、仕事でも私生活でも使えます!
たとえば、営業活動における成功率の高い提案をできた回数だったり、
間接部門における従業員満足度、
仕事への個人的な取り組みとしての、読書量、
健康のための、日々の歩いた歩数。

色々な場面できちんと設計して、人生を豊かにしよう!

KPI選びのポイント

残念ながら世の中にはダメなKPIを設定されてる例が多々あります。
まずは、どのようなKPIを選ぶべきなのかきちんと把握しましょう!

  1. 1つに絞ろう!
  2. 努力でなんとかなる指標に!
  3. 運用性のいい指標を!

1つに絞ろう!

KPIは事業成功の「鍵」を数値目標で表したものです。
にもかかわらず、一つの事柄に関して、たくさんのKPIが設定されてる事が多々あります。

複数のKPIを設定することが必ずしも悪ではないですが、
とても難しい事を理解しなければいけません。

まずはもっとも重要な一つだけに絞って、
それをきちんと改善するサイクルづくりが大切です。

個人的には、読んでる最中は、1つとか無理やろ!もっと色々設定しなアカンやろ!
と思っていましたが、まずは一つに集中して改善して、目標との差異がなくなってから、
次のKPIに移ること、実務的には大切なんだろうなぁ。納得しました。
一歩一歩が大切

努力でなんとかなる指標に!

KPIは、自分たちの努力の指針です。

もしKPIがいくら努力しても変わらないものであれば、
意味がありません。
最も重要なプロセスは何で、プロセスに対してどのような努力をすべきか。
その結果として、どのような数値目標を設定すべきか。

という観点で設定しましょう。

また、KPIが率で表されている場合は注意しましょう。
たとえば、受注率をKPIにすると、
成約数を営業数で割って計算しますが、

そうすると、営業数をへらすことで、KPIが改善されることになります。
このような場合は、成約数のみをKPIにして、
負のモチベーションの発生を防ぎましょう。

著者様の経験では、KPI設定の優先順位として、
量よりも質をまずは高める事が重要とのことでした。
たとえば、営業数と受託率であれば、
まずは受託率をあげてかあら、営業数を上げるのがいいようです。

うちのビジネスの場合だと、
新規ダウンロード数を上げる前にまず継続率を上げるべき。
という感じですね。

運用性のいい指標を!

KPIは、運用しやすいものでなければいけません。

そのためには以下の3つのポイントを確認しましょう。
「整合性」・・・KPIを達成すれば、KGIを達成できるか?
「安全性」・・・KPIの数値は、継続して簡単に取得できるか?
「単純性」・・・誰でも理解しやすいか?

机上の空論では意味がありません。
きちんと、運用しやすいKPIの設定を目指しましょう!

最高の結果を出すKPIマネジメント

あとがき

ちょうど、分析活動を頑張ろうと思っていた時に紹介されたのが、この本でした。
完璧主義に陥りがちな僕は、たくさんの指標を一気に改善しようとして、
いつも失敗します。

まずは本質的に重要な一つの指標を定めて、
継続的に分析できる体制を整え、
なるべく短期間でPDCAを回していくことが大切だな。と痛感しました。

個人的な感想としては、本書はあくまで、大規模なビジネスを想定している感があり、
僕のような小規模な事業者の視点とは少し離れているかな。と思うところがあったので、
オススメ度を低めにしていますが、

KPIマネジメントの入門書としてはオススメだと思うので、ぜひ読んでみて頂きたいです。

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